ご挨拶

古き時代の名残と現代の景観が調和した日本橋・人形町。賑わいを見せるその一角にて暖簾を掲げる「鮨 きむら」へようこそおいでくださいました。

春夏秋冬移ろいゆく旬の食材を活かす江戸前寿司の伝統技法には忠実に。しかしながら、口に含んだ時に広がる「香り」とネタとシャリが繊細にほどけゆく「一体感」から生まれる余韻深さをも含んだ鮨。それが私が目指す一貫であります。多くは語らず、お食事を通してそんな鮨本来の醍醐味や美味しさをお伝えできれば幸いです。

一組ひと組に目を配れるようカウンター10席のみを設えた和みの空間は、お食事に集中していただけるよう、付け場を中心に渾然一体の空気感に。日常の忙しさを忘れ、肩肘張らずお食事をお愉しみくださいませ。

店主

店主
木村 浩司

1976年1月生まれ、青森県八戸市出身。18歳で上京し鮨の世界へ。東京の有名店で7年修行したのち、25歳でニューヨーク支店へ転勤。現場の統括を担当しながら本場の江戸前寿司を15年以上提供し続け2015年に帰国。
その後東京の有名店に入り、2018年日本橋・人形町の地に「鮨 きむら」をオープン。日本だけではなくニューヨークでの経験があったからこそ、古き良き鮨文化を大切にし、ただお鮨をご提供するだけではなく、お客様の余韻と記憶に残る一貫をご提供しております。

記憶に残る一つの体験

入り口

ここから始まる

賑わいを見せる街中にて、ひっそりと優しく灯りがともる趣き深い格子戸。ここからきむらが紡ぐ物語が始まります。どうぞ、気負いなく扉をお開けくださいませ。

薫香に誘われて

店名を染め抜いた藍色の暖簾の先に続く石畳の空間は、ほのかにお香のかおりが漂います。緊張で固まった身体がほぐれるようにふっと肩の力が抜け、鮨への期待感に胸を弾ませていただけることでしょう。

五感で味わう一体感

鮨

料理

料理やお酒、空間、接客、時間。当店を形作るそれら全ての要素が一体となった時、はじめてお客様にご満足いただけるもの。だからこそ、四季の美味を織り交ぜたその日のおまかせから、カウンター越しに見える無駄のない所作まで、随所に余念はございません。お食事を五感で愉しむ時間が、記憶に残るものとなれば幸いです。

コースのご案内

器に込めるおもてなし

料理の器や酒器もまた、快然たるお食事空間の演出には欠かせません。店主自ら選び抜いたものに加え、中には、作家さんに特別に仕立てていただいた作品も。そんなおもてなしの心を込めた美麗な器にも着目しながら、きむらの鮨をご堪能ください。

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